報告ができない人
2020-01-14


正しく報告ができない人にイラつきませんか。

報告はすればいいというものではない。
内容はもちろん重要であるが、報告するタイミングが重要。
良い結果の報告であってもタイミングが遅いと相手からは信頼されない。

結論を最初に、事実と推定(自分の考え)は区別して・・・、とかはとても大切なことであるが、
自分の仕事が終わるのを待っている人にとっては、”何時終わるのか”とか”遅れはないのか”などはとても気になることである。
自分が待っている立場だとして考えればすぐにわかると思う。

例えば何かのトラブル対応をしている時、トラブルが解決するのを待っている人は、今どんな状態なのかについて彼の上司などに報告しなければならない。
早々に解決する目途が立っているのであればそのように連絡したいだろうし、時間がかかるのであればそれなりの対応をしなければならないだろう。 
単にトラブルを解決すればよい、という問題ではないことがわかると思う。
何が重要であるかは,場面によって,人によって,立場によって全く異なるが、そこまで分かって仕事をしているかどうかが、信頼されるかされないかの分かれ目だと思う。

全く報告なしで黙って作業して3時間で解決するよりも、30分とか1時間ごとに、ちゃんと報告ができて5時間で解決する方が相手にとっては親切だと思う。

このように言っている私も若いころは、これができなかった。
トラブルの対応に集中している時は、それに没頭してしまい、相手が話し掛けることさえ遠慮するような態度で仕事を行っていた。
でも、誰かに言われたわけではないが、ある時にそれではプロ失格だと気が付いた。
誰かが注意してくれていればもっと早く気が付けたかもしれない。。。

プロであれば最初に作業量を見積って進捗状況を報告することで相手に安心してもらう配慮ができないといけない。
仮に自分が何かを購入する場合を考えてみると、最初に値段がわからなかったり、納期がわからなかったりしたら絶対にその店からは買わないだろう。また、最初に提示された納期が遅れても事前に何も連絡がなければその店は信用できないからリピートはしないだろう。

自分のことを待っている人、今自分がやっている仕事が終るのを待っている人がいる場合、
一見意味がないような連絡や報告を欠かさないことが重要である。
信頼を得るために、是非、身に付けたい基本的な行動パターンである。 

[ビジネススキル]

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